相場の未来は一目平衡表で超カンタンに予想できる!使い方やエントリー手法を解説!

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今回は、FXで相場状況を分析するために使われるテクニカル分析の1つ、

一目均衡表について説明したいと思います。

一目均衡表は、1936年にペンネーム:一目山人、(いちもくさんじん)が

考案したとされている日本を代表するチャート分析手法で、

非常に歴史があるテクニカル指標です。

 

現在のようにパソコンやネット情報等がない中で発表された手法ですが、

非常に先進的な内容も含まれる何気に凄いやつなんです。

今回はそんな一目平衡表を、初心者でも使いこなせるよう超簡単に解説していきたいと思います!

目次

相場の未来は一目平衡表で超カンタンに予想できる!使い方やエントリー手法を解説!

一目均衡表は、テクニカル指標の中でも「トレンド系」に分類される指標で、

買い方と売り方の均衡が崩れた方向に相場が動くという事実に基づいています。

このため、買いと売りの均衡が崩れた時の大きな動きを一目で把握する事を目的として作られています。

言い換えれば、相場の未来を予測する事に特化したテクニカル指標です。

 

日本人は勿論、海外のファンドマネージャーにも支持されていて、

個人投資家の中でも最も人気の高いテクニカル指標の1つです。

多くの投資家に使用されているので、一目均衡表の各線それぞれが

レジスタンス・サポートラインとして機能する働きがあります。

特に、一目均衡表の「雲」を理解すれば、トレンド分析だけではなく、

エントリーポイントも見つけられる様になります。

 

とは言え、一目均衡表は難解で、上級者向けのテクニカル分析というイメージがあって、

これからFXを始めようとしている方にとって見方さえ難しく感じられるかもしれません。

また、「一目均衡表って線が多くて複雑だし、よくわからない」

と悩む方も多いのではないでしょうか?

 

そこで、今回この記事では、一目均衡表の基本的な見方や使い方や注意点、

そして、本質がどういった物なのか?

また、一目均衡表のトレードへの活用方法も解説しますね!

 

それでは早速、一目均衡表における2つのポイントについてお話しします。

まず1つ目のポイントとして、「将来の価格予測に優れた理論ツール」だという事です。

その他の類似するテクニカル分析としては、例えばサイクル理論や、エリオット波動の様なメジャーな分析方法があり、一目均衡表はそういった物と非常に良く似た共通点があります。

 

そして、もう1つのポイントは、長期やスイングトレードに向いているという事です。

一目均衡表は、トレンドが発生してる時に役立つツールですので、

トレンドが長く綺麗に続き易い長期足の分析に適しています。

将来の価格を1つのチャートの中で丁寧に時間をかけて分析して読み解いていくので、

スキャルピングの様な短期足のトレードでは少し使いづらいです。

 

続いて、「五線」の解説です。

一目均衡表ではインジケーター部分を「五線」と呼んでいて、

文字通り5つのラインからなるテクニカルツールになります。

1本目が転換線、2つ目が基準線です。

転換線の方は、赤色のラインです。

短期の移動平均線に良く似たツールになります。

 

2本目の基準線は、青色のラインです。

こちらは中期の移動平均線に良く似たインジケーターになります。

 

3本目、4本目は、先行スパンと呼ばれる物です。

緑色のラインの方が先行スパン1、

紫色のラインの方が先行スパン2という事になります。

これらは、ラインとしても見ますが、どちらかというと色で塗り潰すことで

抵抗帯として「一目均衡表の雲」と呼ばれる、広く使われています。

 

最後の1本は、オレンジ色のラインです。

一目均衡表、独特のツールの遅行スパンと呼ばれるラインです。

 

この5つを合わせてトレンドを見ていくというのが、一目均衡表の使い方です。

ちなみに、一目均衡表では高値と安値の半分の価格を重視しています。

例えば、移動平均線は終値を平均した終値重視のテクニカルですが、

一目均衡表に関しては、高値と安値の中間になります。

遅行スパンだけは終値を使いますが、

基本的に他の4つに関しては、高値安値の中間が使われます。

 

では、各インジケーターについても簡単に説明します。

先ほど高値と安値の中間、その価格が使われているという説明をしましたが、

転換線、赤色の短期移動平均線に似たものは、過去9本分の高値安値の中間を見て、

基準線に関しては、26本分の高値安値の中間値を見ています。

そんなに難しい話ではなく、価格の平均がどれくらいか?

という過去の数字を見ているという事です。

転換線は短期のトレーダーの、基準線は中期のトレーダーの動向を把握することができます

 

この2本のラインは移動平均線に酷似していて、

トレンドの方向を見る事と、押し目や戻りの目安になり易いですし、

高値安値が上昇してるという事はトレンドが発生してるという事になります。

 

そして、画像のように上昇トレンドが発生した後の価格が戻る目安として、

転換線や基準線も効いてくるラインとなりますので、

この辺りは押し目買い、戻り売りをするのに使えます。

 

続いて、先行スパンですが、

転換線、基準線が短期中期のトレーダーの目線で動向を図っていくのに対して、

先行スパンは長期のトレーダーの動向を図っていくのに役立つ指標となります。

役割としては3つありまして、1つはトレンドの方向を見る事、

2つ目は押し目や戻りの目安、そして3つ目は将来的な予測をするという所です。

先行スパン1と2の間隔は抵抗帯として考えられており、雲と呼ばれています。

雲の上をローソク足が推移している時は、上昇トレンド

雲の下をローソク足が 推移している時は、下降トレンドと捉える事ができます。

雲は、上昇トレンドではサポートされる価格帯として、

下降トレンドではレジスタンスの価格帯として機能する場合があります。

先行スパン1と2がクロスした部分を「雲のねじれ」と言い、

目先のトレンド転換を示すことがあるので一緒に覚えておきましょう。

 

先行スパンには、将来的な予測をする上で、

26本先まで、画像のように先が表示されているので、この後の価格を予測をする時に、

「もしここまで下がって来ても抵抗帯にサポートされ易い」等と目安を付けて、

将来的な予測を可能としています。

 

最後は、遅行スパンです。

遅行スパンは26本前と現在値を比較できる線です。

26本前の売買と比べる事で、買い方が優勢か?それとも売りか?

という状況を把握できます。

遅行スパンだけ終値を使っていて、

ローソク足が26本分前にずれているという事になります。

これを見ることで、この遅行スパンがローソク足や、

転換線、基準線等を上抜けして来たら、

強い上昇トレンドが発生しているという目安で見ていく事が出来ますし、

遅行スパンに関しては、遅れて動いてくるテクニカルなので、

遅行スパンが各線を上抜けたという事で本格的なトレンドに入ったと、

最終的な確認に使っていくというイメージです。

 

ここまでがインジケーター部分「五線」の解説でした。

 

さらに一目均衡表は、このインジケーターだけではなく、

3大理論も併せて使っていく事も重要です。

そこでここからは、3大理論についても説明したいと思います。

 

まずチャートの横軸は、時間を表したものです。

時間に対する分析という事で、「時間論」という事になります。

続いてチャートの縦軸は、値動きの幅を表しているので、「値幅観測論」となります。

次に、相場で価格は一直線に進むわけではなく、波をつける形、波動の動きをするので、

一目均衡表ではこの上下のパターンを「波動論」としています。

 

これが3大理論ですね。

 

まず「時間論」ですが、一目均衡表では時間に重きが置かれています。

基本数値として、日足であれば、9日間の動き、17日間で高値安値を付ける、

26日間で高値安値を付けるなど、といった形で

あるポイントからこれらの日数が経過したタイミングで

変化が起きやすいという考え方をします。

9日、17日、26日といった基本数値の期間で相場が

転換しやすい傾向にあるという考え方です。

 

基本数値は、他にも「33日、42日、65日、76日」があります。

どれも過去の膨大なデータから、節目になる期間を割り出した物です。

日足ベースでは、トレンド転換の節目になる「変化日」、

もしくは、強いトレンドの「加速日」として考えられています。

時間論を活用するとトレンドの転換や、相場のサイクルを予測し易くなります

 

続いて2つ目、「値幅観測論」です。

縦軸に注目して、同じような傾向が繰り返され易い、という波動パターンから値幅目安を計算する分析理論が、値幅観測論になります。

さわりだけ説明すると、E計算値、N計算値、NT計算値とV計算値があります。

 

このように複数の計算値があるというのが値幅観測論の特徴です。

この4つの値を予め計算して、チャート上にプロットし、

それぞれを目安に使っていくという事ですので、かなり手間が掛かります。

 

個人的には、計算値はあくまで目安なので、

計算できるに越したことはない、という程度に捉えています。

どちらかというと、長期足の分析で1つのチャートを丁寧にしっかりと読み解いていくというのが、一目均衡表の性質だと言えます。

 

最後に「波動論」です。

こちらは、チャートのパターンに注目していく形で、

相場は波を描くように上下を繰り返しながら進みます。

一目均衡表では、そういった価格の上下パターンに注目して、

相場を分析する方法を波動論にまとめました。

 

チャートの波形には主に、次の3つの形があります。

1つ目は、安値から高値に上昇する動きのみ、高値から安値に下落する動きのみの「I波動

2つ目は、価格が上昇した後下落する、または価格が下落した後上昇する「V波動」

そして、3つ目、価格が上昇した後下落して、再度上昇する、

または、価格が下落した後に上昇し、再度下落する、「N波動」。

一般的には、I波動とV波動が繰り返され、最終的にはN波動になるとされています。

 

最後に、一目均衡表の実際の使い方として1番代表的な手法を1つ紹介したいと思います。

一目均衡表には、「三役好転」と呼ばれるパターンがあります。

三役好転の買いシグナルは、

まず1つ目の条件として、転換線が基準線を下から上にクロスする。

そして、2つ目にローソク足の実体が雲を上抜ける

3つ目の条件として、遅行スパンがローソク足の実体を上抜ける

この3つがすべて揃った時を「三役好転」といいます。

 

為替のレートが雲の上限を抜けて、そして遅行スパンが過去のレートを上抜けて、

更に、転換線が基準線を抜けて、基準線が横ばい、もしくは、上向きという

3つの買いシグナルが揃っている状況を指します。

 

この条件がそろった時には、

非常に強力な買いシグナルとなり強気相場の状態が続く事が予想されるので買い時です。

また、この逆の条件がそろった際には、「三役逆転」と言って、

強力な売りシグナルとなり売り時と言えます。

 

ただ、三役好転、三役逆転のシグナルを待ってから売買すると、

トレンドに乗り損ねるケースもあるので、3つのうち2つの条件がそろった段階で

エントリーするのも選択肢の1つです。

ただしその場合、ダマシには十分な注意が必要となります。

まとめ

ここまで説明した通り、

やはり一目均衡表は長期のスイングトレードに適しているので

インジケーターを単発で使うというよりも、

五線の役割、そして3大理論をしっかりと理解して、

総合的に価格予測として使って行くのがポイントです。

 

一目均衡表は一見、複雑に見えますが、各補助線や雲、

ローソク足の位置関係を把握できれば、初心者でもトレードに活用する事が出来ます。

一目均衡表を使った基本的な売買方法が使えるようになると、

FX取引の実践上でも強力な武器になるので、基本的な内容を理解出来たら

チャート上にローソク足と一目均衡表を表示させてみて下さい。

まず、「五線」を活用して、売買シグナルを探す所から始めてみて

そして、時間論と、値幅基準論から日柄分析をするなど、

突き詰めていくと非常に奥の深いテクニカル指標です。

ぜひ、トレードに積極的に活用してみて下さいね。

 

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フィアナでした!

Bye bye!have a nice day~♡

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